ちびの病状
ちびのリンパ腫(消化器型)が判明したのが約3週間前の1月23日。
院内の針生検では幸い悪性度の高いものは検出されなかったので、暫定的診断ではありますが「低悪性度リンパ腫」として抗がん剤(クロラムブシル)の隔日経口投与とステロイド(プレドニゾン)の毎日投与での治療を始めました。
2週間後に抗がん剤の効果があったかを診るため先週の金曜日に病院に行ってきたのですが、残念ながら腫瘍は小さくはなっていませんでした。
ちびの体調はさほど変わりなく、元気はつらつではないとはいえぐったりしていることはないし相変わらず嘔吐も下痢もないのですが、食欲が戻らず1月中旬に5.3キロだった体重がこの2週間でさらに減ってとうとう5キロを切って4.9キロになっていたこともあり、なんとなく薬が効いてない気がしていて覚悟はしていました。
そこで先生に提案されたのが
*このまま同じ抗がん剤を量を増やしてステロイドとともに同じ治療を続ける
または
*週一注射での抗がん剤のプロトコルに切り替える
というものでした。
この2週間で猫のリンパ腫に関する色んな資料を調べまくって片っ端から読んでいたのですが、どの資料にも「低悪質度リンパ腫はクロラムブシルとプレドニゾンの反応がよく予後も良好」というようなことが書かれていました。
それなのに、ちびには全く何も効果がなかったのなら、同じ治療を続けても意味はない気がしました。なので、できる限り副作用がなくてちびに負担のかからないようにしつつ、注射での治療をしてもらうことを即決しました。
2年前の「抗がん剤なんかかわいそうや!!」と頭から決めつけていた私なら、ずるずると「もうちょっと様子を見る」ということを続けていたと思います。
でも、しつこいようですが、文太に色んなことを教えてもらって色んな知識も得た今の私なら、抗がん剤を「副作用をもたらす悪者」ではなく「ちびを救ってくれる最大の味方」にすることができる自信があります。(『抗がん剤治療を決めた理由』参照)
しかも、文太のときと違って治療方針も確立されていて抗がん剤の反応もいいと言われるリンパ腫です。
それに、今現在は下痢も嘔吐もなく、そこそこ元気もある。まだ6歳で肝臓も腎臓も全く問題なくて、体重が減ってしまったとはいえまだまだ体力もあるはず。それなのに、こんなところで諦めてる場合じゃない。
私の中ではやらない理由が見つかりませんでした。
そんなわけで、先週の金曜日はそのまますぐ第1回目の注射(L-アスパラギナーゼ)をしてもらうことになりました。
注射自体はすぐ済むのだけど、その前後にしっかりと点滴をする必要があるとのことで、午前中に点滴、お昼過ぎに抗がん剤の注射、その後また点滴数時間で夕方迎えに来てくださいということになりました。
預ける前になでなで。
「時間がある限りいていただいてもいいですよ。」と言っていただいていたので
落ち着くまでいようと思っていたんですが、ずーーーっと文句を言い続け(^^;)
なんだか私がいる限り逆に落ち着かん気がする・・・
文太じゃないんやから、おかあはんがいなくても死ぬことはないやろ。
と思っていったん帰ることにしました。
そしたら、案の定私がいなくなったら大人しくおりこうにしていたそうで(笑)
注射もその後の点滴も文句も言わずに楽勝でやらせてくれたそうで、ひとまずホッ。
帰宅したのが5時前で、先生には「ごはんは6時以降に上げてください」って言われていたのですが、
病院で緊張したせいなのか、朝あまり食べていなかったせいなのか、
ものすごくお腹が空いていたようで催促が激しいったら (^^;)
ここ数ヶ月こんなに激しくごはんの催促をされたことないっていうぐらいの催促っぷりで、
なんかこのすさまじい食欲を逃したくないと思って5時過ぎにフライングであげちゃった。
ら、近来まれにみる食いつきっぷり。
翌日、抗がん剤の副反応が出る可能性もあるので要注意と言われていたのですが
下痢や嘔吐、元気消沈も全くなくていつもと変わらず。
ゴキゲンごろんごろん。
大好きなささみもガツガツ。
要注意と言われていた翌日も無事クリアし、その後はなんだかどんどん食欲が戻ってきて
結構食べてくれるようになってきて(相変わらずニュートロの減量が主ですがっ)
体重もようやく下げ止まり、また5キロに戻りました!
さすがにそんなにすぐに薬が効くのかどうかわからないのですが
少なくとも「抗がん剤でさらに調子が悪くなった」ということはないので
今のところはいい感じです。
(副作用が出ないように対策を講じていただいてることも大きいかと。)
そして、昨日2回目の注射(ビンクリスチン)。
最初病院に連れていったときは車の中ですでに変な声で鳴き続けていたんですが(恐怖で)
待ち時間の間、車の中で外の景色を楽しむ余裕も出てきました。
前回ほど点滴はしなくてもいいとのことで、いったん預けて1時過ぎにお迎え。
相変わらず、病院から帰ってきたらガツガツ食べます。
がんばったねぇ。えらかったねぇ。
そんなこんなで、これからしばらく通院治療が続きますが
やはり一番の薬は 「毎日楽しく過ごすこと」!
仲良しタイムも。
大好きなブラッシングも
お外ごろんごろんも
みんなで楽しく
ゆったりのんびり
好きなことをいっぱいして
毎日笑って過ごそうな!