ネコ同士の遊びとケンカの見分け方
・・・に、突如沸き起こる取っ組み合い。
(いつも思うけど、体の小さいあゆみが負けてないのがすごい)
んまぁ~、これも日常茶飯事な出来事ですが。
あゆみが来て猫が2匹になったとき、この結構激しい取っ組み合いが
放っておいてもいい遊びなのか、はたまた間に入って止めた方がいいケンカなのか
多頭飼い初心者としては線引きが難しくてよく迷っていました。
そこで、私の猫育てのバイブルで、アメリカの猫のスペシャリスト、Pam Johnson-Bennett著の
Starting from Scratch: How to Correct Behavior Problems in Your Adult Cat
を当時もう一度熟読すると、このように書いていました。
(以下、同著P231 "Intercat aggression" より抜粋・翻訳)
①遊びのときは、うなったりシャーっと言ったりすることはない
②仲良し猫は順番にケンカごっこをする(やったり、やられたり交代で)
③耳が後ろに逸れてぺったんこになっているときはケンカ
④仲の悪い同居猫が取っ組み合いをしていたら、それは遊びではない
⑤知らない猫同士が一緒に遊ぶことはない(つまり、取っ組み合いをしていたらそれはケンカ)
⑥爪を立てて猫パンチを炸裂させているのはケンカ
⑦取っ組み合いの後に毛が束になって落ちていたら、遊びではなくケンカ
⑧対戦の後にお互い避けていたら、それはケンカ
⑨特定の猫が別の猫を常に追い掛け回しているのは、遊びではない
⑩ケガや流血があればそれはケンカ
これを今もう一度見直してみると、遊びとケンカに当たる部分両方があるんですよね~。
我が家の場合・・・
①幸多が「あぅ~あぅ~」とうなり、あゆみが「シャー!」と言う(ケンカ?)
②大体しかけるのは幸多だけど、幸多があゆみを追いかけて行ったかと思ったら
今度はあゆみが幸多を追いかけていたりする(遊び?)
③①の状態で「あぅあぅ」「シャー!」のときはお互い耳ぺったんこ(ケンカ?)
④ケンカしてたかと思えば、ペロペロしあったりもしてるので、仲が悪いわけではない
⑥猫パンチは炸裂させてるけど、爪は出してないと思う(遊び?)
⑦毛の束が落ちていたことは一度もない(遊び?)
⑧さっきまでケンカしてたかと思ったら、一緒に窓の外を眺めていたりする(遊び?)
⑨割合的には幸多があゆみを追い掛け回すことが多いけど、あゆみも負けじと応戦する
(遊び?ケンカ?)
⑩流血騒ぎやケガは一度もなし(遊び?)
うちの場合、ケンカの原因は場所取り争いであることが多く、
幸多は寝ているあゆみに「おらおら、そこどけー!」とケンカを仕掛けることが多いけど
あゆみも自分が先にお気に入りの場所にいるときに幸多が近づいたりすると
「こっち来んにゃ!」とシャーッ!と言うことが多いです。
いろんなところに寝る場所や楽しめる場所をいっぱい作ってあげているので、
お互い好きなとこにいりゃ~いいと思うんですけど
どうも他猫の芝生は青く見えるんでしょうねぇ。
あと、お互いラブラブで毛づくろいしていたかと思えば
いつの間にか小競り合いになってるということも少なくないです。
(「時に愛は」参照)
で、今はどうしているかというと、様子を見守りつつ基本的には放ってますが、
あまりにもエキサイトしすぎるとだんだん興奮してきて本気モードになることもあるので
(まぁ、これは猫に限らず、犬も人間の子供も同じだと思いますが)
間に割って入ることもあります。
と言っても、これも前述の本に書いてあったんですが、
猫同士が取っ組み合いをしているときは人間が下手に手を出すと自分がケガをするので
引き離そうと手を出したりはせず、大きな音を出してびっくりさせてやめさせたり、
おもちゃのボールを投げたり猫じゃらしを二匹の間でチラチラさせたりします。
そうすると、面白いように注意がそっちに向いて、ケンカを忘れて遊びになるんです。
んまぁ、ふたりがケンカをし始めたら、たいてい世界のケーサツ@文太が
私よりも先に仲裁に入るので、いつも大事にならずにすんでいるんですけど(笑)
私の「こらーっ!」にはふたりとも聞く耳を持たないけど、
文太にーちゃんの一喝ならふたりともすぐにやめるので、
実は本当に文太のことを頼りにしていたりします(笑)
(時々「今日は休みー」って、激しいケンカでもほったらかされることもありますけど)
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