扁桃の扁平上皮癌でした
病理検査の結果が返ってきました。
「扁桃の扁平上皮癌」
です。
外科手術のときにのどの腫瘤と一緒に腫れていた右側の扁桃も摘出して病理検査に出していたのですが、その扁桃がガンの原発で、大きく腫れていたしこりは転移したリンパ節でした。(扁平上皮癌では原発巣より転移巣の方が大きくなることはよくあるそうです。)
CTで転移が確認されており、悪性腫瘍であることはわかっていたのであとは何のガンかという問題だったのですが、先生には「リンパ腫ならガンの中でも一番治療方法が確立されているし効果もあるのでリンパ腫ならラッキ-(←「リンパ腫ならラッキー☆」なんて、私たちぐらいでしょうか)、扁平上皮癌ならちょっと困るな・・・」と言われていました。
その、扁平上皮癌でした。
扁桃扁平上皮癌を調べてみてわかったこと。
・犬ではそんなによくあるガンではない
・扁平上皮癌は扁桃の他に口腔(舌や歯茎)、鼻、肺、爪などにできる
・ものすごく進行が早い
・転移率がかなり高く、中でも扁桃扁平上皮癌の転移率は最も高くて約73%
(扁桃腺が腫れているのがわからず、文太のようにリンパ節に転移して大きくなって初めて気がつくものなのかと。)
・外科手術で完全切除は困難
・放射線治療/抗がん剤ともに反応が悪く、確固たる治療方法が確立されていない
・予後はきわめて不良(治療しても生存期間の長期化はほぼ望めない)
うん、そりゃまぁ獣医さんが嫌がるガンやわな、という印象。
調べれば調べるほどイヤなことしか出てこなかったんですが、なんだかこの数週間でありとあらゆる辛い現実にさらされすぎたし、手術前には最悪の事態を色々想像して覚悟をしてきたので、なんだかもう感情が麻痺してきているのか、意外と驚きもショックもなく「あ、そう。」と冷静に受け止めることができました。
「余命2ヶ月」
って言われたとしても、そもそも手術前にはもう15歳にはなれないかも、と思っていたので「やったー!まだあと2ヶ月もある☆」っと言う感じです。
今後の方針は木曜日に抜糸に行く予定なので、そのときに先生と詳しく相談して決めますが、私の心はもうほぼ決まっています。
「この先どれだけ生きられるか」 よりも
「この先どれだけ文太が楽でいられるか」 を最優先します。
文太がうちに来てから約14年半、これまで私の願いはただひとつ。
「文太(と猫たち)と一日でも長く一緒にいられますように。」
神社やお寺に行っても、いつもそのことだけをお祈りしてきました。
そして、そうなれるように食育をはじめしつけや行動学やマッサージや中医学など
いろんな勉強もしてきました。
今でも「一日でも長く一緒にいたい」という気持ちに変わりはないけれど、
そのために文太が犠牲になることは全く望まない。
文太には、これから太く短くでも、楽しいことだけをさせてあげたい。
・・・と言いつつ、文太にこの先楽しいことと美味しいことと気持ちいいことだけをさせて
そうこうしているうちに奇跡的にガンが全部なくなって
なんと、その後5年も生きましたーーー!
と、言う実績を作って「アンビリーバボー」にでも出してもらいましょか。
と企んでおります(笑)
今日は午前中ちょっと調子が悪かったので、気分転換にひなたぼっこ。
お外は気持ちいいねぇ~♪
いつもおつきあいありがとね~。
薬を飲んでから落ち着いてゆっくり寝てくれています。
しんどいとき、痛いときは無理せず薬を飲めばいいのだ!
この先、文太にはもうこれ以上闘わせないけど、
私は文太の代わりに最後まで闘う。
文太のためにできることは、なんでもやってやる。
文太のためにできることを、ひとつでも多く見つけてやる。
そういうつもりです。
15歳まであと24日!!
- 関連記事
-
- 元気です! (2019/04/10)
- 扁桃の扁平上皮癌でした (2019/04/09)
- 一進一退 (2019/04/08)