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文太部長一家のロハスな毎日

フレンチブルドッグの文太部長と5にゃんず、幸多、あゆみ、ちび、健、さゆりの楽しい毎日

About us

*長男:フレンチブルドッグ 文太部長*
ごはんとおでかけとおかあはん命

*次男:茶トラ猫 幸多(こーた)*
クールを装う甘えん坊マザコン野郎

*長女:白グレー猫 あゆみ*
クールビューティツンデレクイーン
今はお空からみんなを見守っています

*三男:サバ白 ちび(Tibby)*
世渡り上手の罰当たり

*四男:サバ白 けん坊(健)*
心やさしきウルトラビビリ

*次女:ハチワレ おちゃゆ(さゆり)*
けんにぃ命のお転婆っ娘。

抗がん剤治療を決めた理由

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最初に申し上げておきたいのですが、私が今から書くことはあくまでも私個人の意見であり、扁桃扁平上皮癌という文太の癌とその症状を鑑みた結果であって、決して抗がん剤治療を勧めているわけでもなければ、あえて「治療をしない」という選択をされた方々を非難するわけでもないということをご理解ください。

何でもそうですが、私は愛犬・愛猫の病気の治療方針を決めるのは、獣医でも第三者でも占い師でもなく、飼い主自身だと思っています。そして、愛犬・愛猫のことを一番よく知る飼い主がよく考えた上で出した結論が「正しい治療方針」だと信じています。

それは、病気の種類・症状、経済状態、愛犬・愛猫にかけられる時間、考え方等でみんな違って当然です。

だから、私がここに書くことは参考程度に読んでいただければ幸いです。




抗がん剤治療を決めた理由は大きくわけてふたつあります。

ひとつめは「犬の抗がん剤治療」に対する考え方が大きく変わったこと。
もうひとつは「治療をしないと癌はどうなるのか」を目の当たりにしたこと。


何かを決めるとき、私はまずそのことを「知る」ことから始めます。何も知らずに他人の意見に流されれば、後々絶対に後悔するからです。

文太が「癌かも?」と病院に通うようになった頃、ネットでの情報収集(誰が書いたのかわからない無責任なサイトではなく、主に獣医師が寄稿している国内外の動物病院のHPや動物医療系の論文など)とともに、まずは犬の癌のことを知ろうと一冊の本(kindle版ですけど)を買いました。

それが前にも紹介したことのある「The Dog Cancer Survival Guide: Full Spectrum Treatments to Optimize Your Dog's Life Quality and Longevity」 という本です。

これはアメリカで癌の治療を専門にしている獣医師が書いた本で、三大癌治療(外科手術、放射線治療、抗がん剤治療)だけでなく、食事・生活習慣・飼い主の心構えなどを改善し、サプリなどでも犬自身の免疫力を高めることを重視して全方位から癌と立ち向かう方法を教えてくれる本です。

この本の他にもDog Cancer Blogというサイトを運営されており、こちらも癌と癌治療に関する詳しい情報が満載。まだ全然読み切れていないのですが、今でもわからないことや疑問があるとこちらのサイトを日々参照しています。(ただ、あくまでもこの本もサイトもアメリカでの治療の話なので、日本ではちょっと状況は違うのかな、という気が最近しています。)


この本を読んで最初に驚いたこと。

それは、「人間の抗がん剤治療と違って、犬の抗がん剤治療はほとんど副作用は出ない(副作用が「ない」というわけではなく、重篤な症状になることはまれ、という意味)。なぜなら、人間の場合完治を目的にしているために高濃度の薬剤を使うけれど、犬の場合は治療目的ではなく『これ以上大きくさせない/転移を防ぐ』という、どちらかと言えば緩和目的で使われ、人間よりもはるかに少ない量の薬しか使わないから。副作用が出ず、それでいて効果があるギリギリのラインを調整するので副作用は出にくい代わりに、抗がん剤だけで完治することはない。」ということ。

これで、がらっと抗がん剤治療におけるイメージが変わりました。私の中では(おそらく、医療関係でない皆さんの多くもそうだと思いますが)「抗がん剤=副作用がきつい=犬・猫かわいそう!!」というものだったからです。


今ではこの筆者である先生のことを割と盲信している私ですが(笑)、猜疑心の塊の私は最初これを読んでもにわかに信じられず「え~?ほんまかな~?抗がん剤治療をしたいだけの獣医の言い分なんじゃないの?」と、別の資料も探してみました。

もう一冊買った犬のガンの本「The Natural Vet's Guide to Preventing and Treating Cancer in Dogs 」 こちらもホリスティックな視点を持つアメリカの獣医師で(この先生が書いている関節炎バージョンの本も大変参考になりました。)、上記と同じく現代医療だけでなく食事やサプリなど包括的に癌と向き合う内容の本なのですが、この本にも「犬では抗がん剤の副作用が出るのはまれ」と書いていました。(理由は上記と同じ)

でも、日本であんまりそんなこと聞いたことないけどな??と思ったけど、調べてみたら日本でも「腫瘍科」があるような大きな動物病院や、癌の治療に力を入れておられる動物病院のHPには、やはり同じようなことが書かれていて、納得しました。


そうは言っても、抗がん剤は『劇薬』です。薬を素手で触ってはいけないし、排泄物や嘔吐物などの片付けも手袋必須で慎重を要すると聞いて最初はびびりました。

「毒をもって毒を制する」という名の通り、癌細胞を攻撃する代わりに通常の細胞をも攻撃します。副作用があるのはそのためです。ただ、その副作用(主に吐き気や食欲減退、下痢、白血球減少など)があることは最初からわかっていることなので、前もって予防することでそういった症状が出ないようにコントロールできうると上記二冊には書いていていました。


一応平等を期するために反対意見も書いておくと、私が今まで読んだ本の中でホリスティックケア/ナチュラルケアを推奨している下記2冊(いずれもアメリカの獣医師)はふたりとも「抗がん剤での治療は負担が大きいので勧めないし、自分のクリニックでは使っていない。どうしてもと希望されれば他の病院を紹介し、抗がん剤以外の方法でのサポートは続ける」と書かれていました。
The New Holistic Way for Dogs and Cats: The Stress-Health Connection
Dr. Pitcairn's Complete Guide to Natural Health for Dogs & Cats


The New Holistic Way は本当に目からうろこのことがたくさん書かれていて大いに勉強になった本なのですが、癌治療に関しては抗がん剤を使わずに具体的にどうやってケアするのかの記述がほとんどなく、説得力に欠ける気がしました。

Dr. Pitcairnの方は、「抗がん剤治療はよけい弱るだけ」というような強い拒否感とともに、その代わりの方法として
・市販のペットフードを完全にやめ、オーガニックの肉や野菜だけで手作り食
・ビタミンCをたくさん与える
・井戸水や蒸留水だけを与えるようにする(水道水は与えない)
・ワクチンを一切やめる
・ホメオパシー
など、自然派すぎるやり方で、正直ちょっとやりすぎ感があって私はあまり共感できない感じ。


それよりも、二番目に紹介した「Natural Vet's Guide」の方の下記の言葉の方が私にはよほどしっくり来ました。

(食事療法やホメオパシー、鍼灸、サプリなどの)補完治療だけでは現代医学である三大癌治療(外科手術、放射線治療、抗がん剤治療)と同等の効果が得られることはまずない。また、三大癌治療では「癌を攻撃する」ことだけに注目しすぎて「患畜を治療する」というホリスティックな視点が忘れがちになっていることに注意しなければならない。我々が治すのは「癌」ではなく「癌を持ったペットそのもの」なのだ。できる限り患畜の健康を保つことができなければ、癌に打ち勝つことはできない。
(「The Natural Vet's Guide to Preventing and Treating Cancer in Dogs 」 より抜粋要約)


要するに、「抗がん剤なんかかわいそうだから使わない!」と以前の私のようによく知りもしないで拒否するのは、間違っているしもったいないことである。ただ、抗がん剤で体にダメージを受けることには変わりはないので、抗がん剤だけに頼るのではなく、「補完治療」でうまく補って体力回復に努めて内側から元気にしてあげるというのが「ホリスティック」という考え方であり、その方法を教えてくれるのがこの本なのです。



そういう風に抗がん剤に対する私のイメージが大きく変わったことが治療を決めた理由のひとつ。
ふたつめの理由は長くなるのでまた明日。




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今朝、第一回目の抗がん剤投与が完了しました。
今のところ下痢・嘔吐・食欲不振・元気消沈など一切なく
いつもと全く変わりなく過ごしております!



15歳まで、あと9日!



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