逆くしゃみが治まるツボ
フレンチブルドッグなどの短頭種は、突然鼻を鳴らしながら空気を吸い込む症状、通称「逆くしゃみ」が起きることが多いと思います。文太も特に興奮しすぎたりご飯を早食いしすぎたりするときによくなります。
逆くしゃみの原因ははっきりとは解明されていないようですが、たまになるぐらいならあまり心配する必要はありませんが(一日に何度もなるようなら病院で診てもらってくださいね)、苦しそうなのでできることなら早く治めてあげたいですよね。
逆くしゃみの対処法としては、鼻腔を押さえて塞ぐといいとか、息を強く吹きかければいいとかいう説もありますが、それらの方法だと文太はとてもとても嫌がるので、なかなかうまくいきません。
で、「呼吸器系のトラブル」ということで、人間の咳や呼吸器に効くツボを押してみたらいいんじゃ?と思ってやってみたらこれがビンゴ!で。
それ以来、逆くしゃみが起きるとちょいちょいとそのツボを押してすぐに止めています。
↓↓↓
肺を司る系脈が胸の辺りから手の内側に流れているんですが、咳や喘息、息切れなど呼吸器系のトラブルによく効くとされています。その中でも特に肘から手首にかけての部分にあるツボがよく使われます。

●尺沢(しゃくたく)
肘を曲げると内側にできる凹みに太い筋がありますが、この筋の親指側の凹み。
●太淵(たいえん)
手首の関節の横シワの真ん中より少し親指側に2本の筋がありますが、その筋の外側(親指側)の凹み。
●列缺(れつけつ)
太淵から指2本分ほど上がったところ
●孔最(こうさい)
太淵から尺沢を結んだ線上の、1/3より少し下
どれも咳などに効くツボですが、特に突発的にむせてしまうようなときは孔最をぎゅっと押さえると、すぐに楽になります。
で、犬のツボはどこにあるのか、という話ですが。
犬の骨格は下記のようになっています。

つまり、体から出ている部分のすぐ下が肘なわけですね。

肘を曲げたときにできる凹み(骨と筋の間)が尺沢です。

犬の肺経も胸の辺りから前足の内側のラインに沿って走っています。

各ツボはこの通り。

太淵は手首の関節のところなので、大きい肉球の下ではなく手根球(離れてある小さい肉球)の親指側の凹みになります。
で、逆くしゃみが起きたとき、咳に即効性のある「孔最」をぎゅっと(痛くない程度に!)何度か押すと、文太の場合はすぐに落ち着くようになりました。
いったん治まったら肺の経脈に沿って軽くなでてモミモミするとすっかり元通り平気になります。
これらは呼吸器系のトラブルに効くツボなので、咳などにも効果的です。(んが、咳などは続くようであれば必ず獣医さんで診てもらってくださいね!)
以上、知っていて損はない?おかあはんのツボ講座でした~!
追記:
ツボ押しは、爪が伸びているとNGなので、爪を切るかペンの先(尖っていないもの)など何か丸いもので押してあげてくださいね!
●参考文献はこちら
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逆くしゃみが出たときに試してみてください♪


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